ドボクなモノを見に行った

土木じゃない物も見つけてきた

隅田川の新大橋、ひらがなの橋名板は「志ん於ほはし」

新大橋は隅田川に江戸時代から何度も架け替えられた橋梁。現在は斜張橋になっているけど、明治45年に架けられたトラス橋の橋名板が「志ん於ほはし」

 

ひらがなの「志ん於ほはし」の橋名板は、近くにある八名川小学校の敷地内に写真のように保存されていた

新大橋の名称は、「大橋」とよばれた両国橋の次に架けられた橋だから「新大橋」って江戸時代に名付けられたってらしい。その頃は木橋で、現在の位置から数百m下流にあり石碑が残っている

 

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日本橋と反対方向に設置されるのが「ひらがな」の橋名板。通常は「しんおおはし」なんだろうけど「志ん於ほはし」ってチョット良いなぁ

 

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実はこの写真を整理していて、夏に新宿でやっていた「橋と土木展」で「新大橋」の橋名板を見たのをやっと思い出した

そうそう、漢字の「新大橋」だった(笑)

 

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「橋と土木展」で展示されていたのが起点側(日本橋側)中央区の漢字の橋名板で、八名川小学校に保存されていた「志ん於ほはし」は終点側江東区のひらがなの橋名板。

この漢字とひらがなの使い分けは橋名板のルールで、どの橋でも両端で漢字とひらがなが使い分けられている。興味がない人には全くどうでもいい小ネタで、家族にこの話をしたら「へー」って言われて話が終わったっけな

ひらがなの「志ん於ほはし」の橋名板は、地元の人たちが保存を希望して残されたってプレートに書いてあったけど、改修のとき撤去されそうになっていたってことか、味があっていいんだけどな

小名木川に架かるブレースドリブタイドアーチの萬年橋を見に行ったんだけど、いいもの見つけちゃったw