ドボクなモノを見に行った

土木じゃない物も見つけてきた

箱根湯本、塔之沢早川取水堰

箱根駅伝を横目に仕事をしていると、箱根のお湯はよかったなぁ~なんて思い出してしまい仕事に身が入らない。で、昨年の年末に行った箱根の「塔之沢早川取水堰」。箱根湯本駅から10分程、旭橋を渡るとすぐ見えてくる

 

早川に設置されているラバーゲートの取水堰、地図では「取水ダム」でヒットするけど、ダムは15m以上と定義されているからこれは「取水堰」

そう言えば昔からラバーは「ラバーダム」ってよく呼ぶけど何故だろ?

 

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中央が正式名称「ゴム引布製起伏堰」のラバーゲート(黒いところが膨らんで堰になる)で、その右岸左岸両側に魚道らしきものが見える

 

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山崎発電所荻窪用水の取水堰で、プレートから判断すると昭和11年前の竣工。ラバーって昭和40年頃からだから、もともとは別の形式のゲートが付いていたんだと思う(ネットで調べれば山ほど出てくるんだろうけどw)

何だろう? 門柱がないから引き上げ式じゃないし、自然河川に完全倒伏させる転倒ゲート詰まりそうで戸当りになる切り欠き部の大きさも上下逆だし、やっぱローリングかなぁ?

埼玉県の六堰頭首工でモニュメント化した物しか見たことがなく、正直ローリングゲートの実物を見たことないからイマイチわからないw

 

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土木遺産のプレートには荻窪用水と関連施設って書かれてある程に、箱根には土木遺産が多い。この周辺でも「旭橋」「函嶺洞門」があるし、山崎発電所もちょっと面白そうだし、荻窪用水も一度歩いてみたい所ではある。ぜひ仕事を忘れて・・・

 

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