大井川橋、青い17径間も綺麗なんだけど、橋脚のアーチがお気に入り
大井川橋は、昭和3年に竣工された橋長1026.4m、17径間の下路式プラットトラス橋で、土木学会選奨の土木遺産にもなっている
そして、橋脚が「こっそり」アーチになっている素敵な道路橋
この日、浜松の仕事が午前中で片付いたので、帰りの電車を金谷駅で降り、大井川鐡道に乗り換えて新金谷駅から大井川橋を見に行く事にした
この辺りは仕事で来る機会が多く、何時でも見ることができるって思っていたので「また今度ゆっくり見に来よう」って後回しにしていた大井川橋
そう言えば、この近くにある「世界一長い木造歩道橋」蓬莱橋でさえ、近くの茶畑で測量をしていた時にチラッと見た記憶があるだけで、まともに見たことがない
結局「また今度、ゆっくり見に行こう」の繰り返し・・・
で、やっと見に来たのが大井川橋
ああ、壮観。対岸が見えない程の「逆ハの字」のプラットトラスが17径間
大井川鐡道の新金谷駅から歩いてくると大井川の右岸側に着く
土木学会選奨土木遺産のプレートと橋脚のアーチをイメージしたモニュメント
端柱のところが若干塗装が劣化しているけど、堂々とした橋門構(ポータル)
橋門構(ポータル)の道路標識のところに「大井川橋」って橋名板がかかっていたら
カッコイイだろうな~
ついつい、隅田川の新大橋を思い出しながら想像してしまう
下流側には後付けの歩道橋があるので、じっくり見ながら渡ることができるのは嬉しい
柱のプレートに数字が付いているので何径間目かが分かる
左岸側、島田市側から番号が付いていて、「2」が確認できる
左岸側へ到着
やっぱり、橋名板が欲しい
これ程の橋であれば、橋門構に「デーン」と橋名板があってもいいと思うけどなぁ
左岸側のモニュメントは「逆ハの字」のプラットトラスをイメージしたもの
橋脚のアーチが書かれている姿図もあり、こちら側にも土木学会の選奨土木遺産のプレートがあるけど、
あのプレートって何枚も付けられるんだっけ?
端柱には、桁材を制作した「横濱船渠株式会社」と書かれた右書きのプレートも残っている
ちょっと見えないけどボックスの裏には「昭和二年六月」の文字
そして、アーチのある橋脚
なかなか見ないタイプの橋脚で、何故アーチになっているのかが分からない
古い土木構造物って結構デザインも凝っていたりするし、その時代の経験工学的なものが色濃く出るから面白い
今だったら「ガッツリ」コンクリートの塊りにするなぁw
こうやって、石造りアーチの橋脚を見たり触ったり、くぐったりしていると、秩父の親鼻鉄橋に行きたくなる。
帰りはこのまま歩いて島田駅まで
このまま「世界一長い木造歩道橋」の蓬莱橋まで歩いていけたんだけど、カメラのバッテリーが切れて無念の帰還
ってことで、「また今度、ゆっくり見に来よう・・・・」