江戸東京たてもの園へ、土木屋なのでご容赦を
街歩きは好きですが、主に橋や水門、分水工などの土木施設を見て廻っているので、建築物は不勉強。はっきり言って不得手です。
そこで、実物を見て学んでこようと思い、小金井の「江戸東京たてもの園」へ行ってきました。(家から近いのでw)
江戸東京たてもの園は、都立小金井公園の中にありJRと西武線の中間ぐらい(私、通勤定期で行けますw)。どちらの駅からでもバスに乗れば数分で着きます。
園内はそれ程広くはありませんが、3時間以上もウロウロして写真を撮ったり、何度も何度も建物内を見学したり、結構楽しめたので観覧料400円は安いなぁって感じました
今回の目的ですが、街中をウロウロしていた時にそれらしい建物を見逃さず「あれっ?」って思えること(笑)
とりあえず、下町の雰囲気がある東ゾーンへ歩いていきます
・・・私、この手のモノを解説する力がないので、残念ながら適当な事ばかり書いておりますがご容赦のほどを
村上精華堂です。
例えば、トラス橋の「ワーレントラス」と「プラットトラス」と「ハウトラス」の違いは言えるのですが、これが建築物となると
「えーっと、あのコンクリートで造っているバルコニーの手摺のデザインが好きです」となります、あれは○○様式でとは書けません、多分この後もズーッとそうです(苦笑)
植村邸です。「看板建築」ですね。あの緑青(ろくしょう)がふいた銅板、存在感があります
もう、目一杯の語彙力で「存在感があります」です。六芒星、ダビデの星、籠目紋・・・これには深い意味はないんでしょうから深入りしないほうがいいんでしょうw
花市生花店と武居三省堂です。どちらも看板建築で、武居三省堂はタイル張りです。
看板建築って都心を歩いていると時々目にしますし、私でも知っているぐらいですから好きな人も多く、本も出ています。こういうのをなぞって行くのも面白いんでしょうね
あっ、見慣れた「下水構え」のプレート発見(ホッとする 笑)
丸二商店です。銅板の作る模様(ブロック積み擁壁でいう谷積みw)と緑青の色合いが綺麗です。
看板建築って緑青ふいた銅板が多いですね。以前、隅田川辺りをウロウロした後、人形町で緑青のふいた看板建築の「豆腐屋さん」を見た記憶があるのですが、案の定写真は残っていませんでしたw
子宝湯です。中学生の頃まで銭湯に通っていたので懐かしい感じです。あまりイイ思い出はないなぁ、冬は湯冷めするし、雨降りは鬱陶しいし、こんな立派な建物じゃなかったし(笑)
そうそう、銭湯にはペンキ絵でした。通っていた銭湯は富士山じゃなかったけど、ずらっと並ぶケロリンの黄色い洗面器を思い出して苦笑いしておりました
脱衣場の壁にはポスター。ボイラーデーは昭和24年から続いているみたいです
とまあ、色々見て歩いていたのですが建築物って難しいですね!
アーチ橋を見て、あれはブレーズドリブタイドアーチですとか、あれはローゼ橋じゃなくランガー橋ですねとか、構造形式で考えるんじゃなく意匠ですもんね
うーん、建築物はまだハードル高いかも
でもそのなかで、ちょっと気になったものたちを
タイル張りの煙草屋ショーケース。これ、バリエーションも多くTwitterでもよく見ますが、なかなか見つけられないんですよね
手押しポンプの「サンタイガー」。割とこのポンプはよく見ますが、製造元の慶和製作所のHPで取り扱い終了って書かれてあったから、今後は無くなっていくんでしょうね
防火水槽、以前集めていました(笑)
木柱の電柱。先日、出張先で偶然見つけたのをTwitterにあげましたが、現役で使用されているのはなかなか見ませんね
面格子。この鋼製でシンプルでちょっとデザインにひねりがあるのって好きです
昭和レトロな建築物の手摺にも似たようなデザインがあります
床下換気口のデザイン。これはイイ!って思ったけど他所の家の床下を見て廻るなんて無理があるなぁ
面白いと思うんだけどなぁ
とまあ、建築とほとんど関係ないぞと思いつつも何だか不思議な楽しみ方ができた江戸東京たてもの園でした
それではまた、見に来ていただきありがとうございます