ドボクなモノを見に行った

土木じゃない物も見つけてきた

清洲橋のスキなトコ、ばっかし

仕事で疲れたので、隅田川に架かる清洲橋へ癒やされに行ってきました

 

 

清洲橋

昭和3年竣工の3径間自碇式補剛吊橋

国の重要文化財にして選奨土木遺産

これ以上のデーター的な事はネットで調べれば資料や写真がたくさん見つかるし、有益な情報もいっぱいあります。

なので、ここは私のスキな清洲橋のことを書くだけにします

 もう、好きなところばっかりなんですけど

 

萬年橋あたりから歩いていくと見えてきます「ケルンの眺め」、吊橋なのにアンカーレイジを持たない自碇式の凛とした佇まい

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ケルンは行ったことないけど、とても良いです

 

歩道から主塔を見上げると、堂々としていながら何処か愛嬌を感じる主塔の開腹アーチが見えます

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ちょっと可愛いんですよね

 

主塔を側面から

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 もう圧倒的な美しさ

 

橋のたもとに保存してある建設当時の街灯。ちょっと前まではS字の街燈だったけど、建設当時の形に復旧されたましたね

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塗装色は「青って言えば」いいんでしょうけど、ここは「紫を帯びたくすんだ青の花紺青」、スマルトです。あえてマンセル値で言えば5PB4/6です

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マンセル値はさておき、とっても素敵

 

勉強不足で知らなかったのですが、Twitterでhush_motorさんに教えて頂いた牧義夫隅田川絵巻」のアングルもしっかり撮ってました

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奥に並ぶ主塔といい、チェーンケーブルといい、素晴らしい

 

日本の吊橋では唯一の鋼板で造られたチェーンケーブル、その力強い懸垂曲線

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あのギコチナサがスキで、チョット触らせてもらったりする

  

船から見られる事を意識した石張りの橋脚

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主塔は可愛いピボット支承、あのデザイン!

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もう、桁裏までもが美しい!

 

以前新宿で開催していた「東京 橋と土木展」でこんなものも撮ってあったりするんですよね、もう図面の時点でヒシヒシと美しさが伝わってくる

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こんな図面書きたいなぁ、CADじゃなくてドラフターで手書きで、この間新調したSTAEDTLER  Mars technicoで(笑)

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選奨土木遺産のプレートには、「帝都を飾るツイン・ゲイト」とあります。永代橋と一緒に登録されています。

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説明には永代橋を「筋骨隆々とした男性的なイメージ」とあります。

そうかなぁ、あの柔らかく大らかで雄大なアーチは母性的ですらあり、私には永代橋も女性のイメージに見えます。恐れ多いケド(笑)

 

しかし、改めて考えてみると橋って全て女性のイメージで見ていますね(笑)

橋って男性的なイメージ全然ないな~

 

それではまた、見に来ていただきありがとうございます