羽村取水堰、投渡堰、たまには違うアングルで
今日もいい天気だって天気予報で聞いたので、朝から多摩川の羽村取水堰へ行ってきました。
JR青梅線「羽村駅」から歩いて10分程、羽村取水堰が設置されている多摩川の左岸側に着きます。ここには四阿やベンチ、案内板が設置されていて休憩場所にもなっているので、ネットで検索するとこの場所からの写真を多く見ますし、自分の撮った写真もここからのものばかりです。
左岸側から見る取水堰と第一水門、黒い塗装の4連ゲート小吐水門、玉川上水へ送水する堰の写真。毎回同じ写真を撮ってます(笑)
実は、今回ちょっと違うアングルから写真を撮ろうと意気込んで、(意味もなく)朝早くから出かけてきました
多摩川の右岸側から間近に見る堰柱!これ、見たかったんですよねぇ
堰柱に手が届くこの距離感、堰柱間に渡された水色の鋼製桁と「投渡木」、堰柱こびり付いたまま乾いた土砂、川底付近の変色具合、流水による石材の摩耗、このコントラスト、良い、素敵!
嗚呼、見に来てよかったっ・・・・と拳を握りしめ天を仰ぎながら多摩川の真ん中で独り感動に震えておりました(笑)
多摩川の右岸側へは下流の人道橋を渡って堤防沿いを歩き、羽村市郷土博物館のところから河川内へ入って行きます
羽村取水堰の解説的な事も少し
羽村取水堰は、他では見ることが出来ない「投渡堰」とも呼ばれています。よく見る取水堰の構造は、鋼製の引上げ式ゲートや転倒式ゲート等ゴツイ感じで如何にも土木構造物ってモノですが、この「投渡堰」は鋼製ゲートの代わりに丸太と木の枝を束ねて作った「投渡木」と呼ばれる素朴な堰です。この「投渡木」、台風や増水から取水堰を守る必要がある時には下流へ流してしまいます。これを「投渡木払い」と言って昔から変わらぬ技法で受け継がれています。
まあ、多摩川の水位が下がったら、また木を渡して作るんですけどね・・・
右岸側に渡って、水遊びや日光浴をしている人たちを横目に、多摩川の河川内を歩いて行きます
奥左に見えるのが第一水門、右が取水堰です
ああ、近づいてきました
おおぉ、むっちゃ近い・・・
そう、これ、見たかったんですよ、このアングルで!
見上げたかったんですよ堰柱を!くぅっーカッコイイ!
横に置いて積んだ投渡木(写真では土砂が溜まっています)をあの丸太と鋼製の桁で止めています
鋼製桁を上げると丸太が倒れ、投渡木や溜まった土砂などを一気に下流へ流す豪快な手法が「投渡木払い」です
摩耗した水切り部もイイですねぇ
以前から見たかった右岸側、それもこれだけ近くから堰柱や投渡堰を見ることが出来てもう大満足です。
帰りは来た道を戻って左岸側へ
玉川兄弟の像の足元で気持ちよさそうに昼寝をしている猫を見つけて、癒されながら帰路につきました
今回も、来てよかったなぁ羽村取水堰、投渡堰、また行こうっと
それではまた、見に来ていただきありがとうございます