神田煉瓦アーチ高架橋と帝都高速度交通営団マンホール蓋とプレートと
帝都高速度交通営団、なんとなくカッコイイ響きの名前が刻まれたマンホール蓋は、東京都神田、JR中央線の小柳橋架道橋の付近にある。
営団は平成16年に廃止解散され、鉄道施設等は現在の東京メトロ(東京地下鉄道株式会社)に引き継がれている。このマンホール蓋も老朽化すれば東京メトロのマンホール蓋に取り換えられるんだろう。
新型コロナウイルスの緊急時体宣言が解除された最初の休日
気乗りのしない不要不急の休日出勤も、あまりに天気が良かったので午前中に早々と退散することに決め、「帝都高速度交通営団」のマンホール蓋を見て「煉瓦アーチ高架橋」沿いにお茶の水駅まで歩いて帰ることにした。
手前に見える煉瓦造りが「第2鍛治町橋高架橋」、その奥の灰色の鋼橋が「神田大通り架道橋」、さらに奥には「黒門町橋高架橋」のアーチが連なっているのが見える。
高架橋と架道橋の違いは道路を渡るかどうかで呼び方が変わり、鉄道が道路を渡るのが「架道橋」、「高架橋」は単に地面より高い場所に設置した橋のことで両者ともに鉄道橋。因みに、道路が鉄道を渡ると「跨道橋(こどうきょう)」と呼ばれ、これは道路橋の分類になる。
この辺りも耐震補強が進んでおり、比較的すっきりしている。個人的にはもっとゴチャゴチャした「ガード下」が好きなので、次回は新橋あたりをブラブラしてみたくなる
第1小柳町橋高架橋、上に見えるのが小柳橋架道橋で靖国通りを横断している。ここに「帝都高速度交通営団のマンホール蓋」があるけど、それ以上に気になったのがアーチの橋台に取り付けられている真鍮の「標準断面図プレート」
靖国通りの下を通っている地下鉄都営新宿線と水道、電気など埋設物が描かれている。
こういうの私とても好きなんだけど、「誰のために作ったんだろう?」って考えながら、自分の仕事を思い出して思わず笑ってしまった。
「標準断面図プレート」に後ろ髪を引かれながら万世橋方面へ
帝都のマンホール蓋だけでアップしようと思ったけど、煉瓦アーチ高架橋が面白いので、続きは次回へ(笑)