羽田可動橋、いつか旋回するその時を夢見て
首都高速道路にある羽田可動橋、この辺りの渋滞緩和のために羽田トンネルの迂回路として1998年まで使用されていた「旋回橋」、現在は使用していない
可動橋の分類のなかで、船を通すときは旋回して航路を確保するタイプの旋回橋。勝鬨橋のような跳ね上げ式の「跳開橋」は結構なじみがあるけど、この旋回橋はなかなか珍しいタイプの橋
一瞬、工事中か?って思うくらい見事にぶつ切り(笑)
手前の橋桁が奥へ旋回し、奥の橋桁がこちらへ旋回して繋がる非常にギミックな橋
ネットで検索すれば上空から見た写真が見れるので、その「ぶつ切り」具合を確認してみて下さい(笑)
今年も例年のごとく、厳しい建設業界の年度末が終わりほっと一息。
またまだ、夢で「あの業務が間に合わない」「この業務で発注者とトラブっている」「チームの誰かが熱を出して離脱した」「逃げ出した」等々の悪夢にうなされ、後遺症に苦しんでいる今日この頃です
こんな時は気分転換もかねて何処かへ出掛けるのが一番で、以前から気になっていた羽田可動橋を見てきました
今回は穴森稲荷駅から羽田可動橋を見て昭和島駅のルート。穴守稲荷駅の駅前にいる「コンちゃん」は時々衣装が変わるらしく、この時は胸章に「入社」と書かれたスーツを着ていました。マスクも忘れずにw
穴森稲荷駅から20分程
現物を見たときは「おお~スゲー」って思ったんだけど、写真で見ると何だかゴチャゴチャしていてよくわからない
まあ、あんな形の橋なんて見た事ないから、あれが橋に見えないってのもあるかもw
少し寄って見る
左の橋桁が奥へ左回りに旋回して、右の橋桁が手前に旋回してくる
動いているのを想像するだけでワクワクするし、ここ走ってみたかったなぁ
なかなか(笑)、工事中でもなければこの断面は見ないですね
しかし、カッコイイなぁ
羽田空港が近いので高さに制限があり、吊り橋や斜張橋などが計画出来ないため「旋回する可動橋」になったとのこと
橋桁が並んでいるのを見ると不思議な感じがする(笑)
こんな動く巨大な構造物を見ると、ちょっと妄想してしまう
なぜ使用されていないのに撤去しないのか?
実は羽田空港側、海上保安庁の第三管区海上保安本部羽田航空基地の地下に秘密基地がある。有事には鳴り響くサイレンと共に橋桁が旋回してガシャンと繋がり、基地側の橋脚が下降して仰角20°程度に橋桁を傾ける。そう、カタパルトと化した羽田可動橋に地下基地からせり上がってきた発射台が接続されて・・・
おなじみのテーマ曲とカクカクした動きの青いメガネのおっちゃんが目に浮かぶ
どこで動かしていたんだろう?って考えていたんだけど、橋脚部分(白い丸いところ)は回転軸を収納するだけで、モーター類は設置されていないんじゃないかな?
扇状になっているガイドレールと台車がチョット見える
台車で橋桁を旋回させているのかな?
橋は通行できないので横から見るしかなく、比較的短時間で見学終了
ここをまっすぐ行けば首都高1号羽田線に合流する
帰りは昭和島駅へ
いつかまた、羽田可動橋が活躍する日が来たら、その旋回する雄姿を見に来たいですね
久しぶりの晴れた休日を満喫して、少しは年度末の後遺症も癒えると思います(笑)
羽田可動橋は、おそらくもう動かさないんだと思う。交通量の減少って理由で使用を停止したんだけど、それを莫大な費用をかけて撤去するってのはチョット難しいような気がする
それに、交通量が増えてこの橋を動かさなきゃならない時がきても「時々船が航行するので通行止めになる高速道路」ってちょっとキビシイなぁ(笑)
まあ、それでも何時か旋回する雄姿を夢見て
(いっそ金取って観光用に動かしてくれればいいのに)